松熊コラム- モルタル造形とは? -

2021.12.17松熊コラム

モルタル造形とは?

モルタル造形とは?

こんにちは!
大阪府岸和田市に事務所を構え、和泉市などの近畿一円でさまざまな建物を対象とした左官工事を行っている株式会社松熊工業です。「モルタル造形ってどのような技術なの?」このように思う方もいらっしゃるのではないでしょうか?モルタル造形の技術はさまざまな表現を可能にする職人技です。そこで、今回はモルタル造形について具体的にご解説いたします。

モルタル造形について

モルタル造形とは、名前の通りモルタルで造形物をつくることです。デザインコンクリートやモルタルアートなどとも呼ばれます。モルタルを塗ってから乾燥して固まるまでに、専用の道具で石や木などの形に削ったり撫でたりして形をつくります。モルタルの乾燥後に塗料で色付けをして、石や木などを表現する技術です。

モルタル造形の歴史

日本では古来から漆喰で龍や花などの模様をコテで表現する『鏝絵(こてえ)』と呼ばれる技術がありました。この鏝絵は漆喰をさまざまな形や大きさのコテを使って漆喰を少しずつ盛りながら表現をするのでかなり高度な技術が必要といわれています。

テーマパークなどで活躍

日本には古来から『鏝絵』という技術があることは先述の通りですが、着色や造形の技術が本格的に普及したのは、ディズニーランドの建設時に外国の職人が伝えたからといわれています。モルタル造形は、モルタルの盛り方や型の形でさまざまな表現を可能にします。そこに着色の技術が加わることによって、全く違うものへと変化させる匠の技術です。そのため、独創的なデザインを求められるテーマパークなどでは重宝されています。

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